GWも過ぎ、早くも6月を迎えました。
ということは…、皆さん、言っちゃってもいいですか?
今年も半分きちゃいましたよ!!
エーッ!っていう悲鳴が聞こえてきそうですが、そうなんです。
早すぎません?
2024年、充実したものにしたくて、いろいろ目標を立てたものの、
ちょっと焦ってしまいます。
ほんと日が経つのは早いですよね。私なんて楽しみにしていた
GWを体調不良でずっとお布団の中で過ごしたので、窓から見える
青い空が悲しかったです。健康というのが、いかに大切な事か身にしみて感じました。
健康と時間がどれだけ貴重かと、こんなことでもないと気付かないので
気づくことができてよかったです。
わかっているようで普段は忘れている事って多いものです。
感謝が足りんなと反省いたしました。
着物は小物一つでまた違うコーディネートへ
ということで、あと半分になった2024年。
どうやって有意義なものにしていくかと休んでいる間に考えました。
大好きで着ている着物も長く着ているとちょっぴり飽きてきたので、
持っていてまだ仕立ててない反物で自分の新しい着物を仕立てていこうという
気持ちにスイッチが入りました。着ている間に擦り切れた着物たちのお直しもしたら、
着れていない着物も復活しそうです。徐々にイメチェンしようかなと。
あとしばらく忘れていた半衿の付け替えなど楽しんでみようと思います。
白衿もきりっとして好きなのですが、これからの季節だとレースとか涼しい素材で。
こっちはすぐにでもできますしね。
着物の楽しみは、着物本体の素材感や色、柄はもちろんですが、小物一つで
また違うコーディネートになるもの面白いです。
6月といえばもう皆さん単衣をお召と思いますが、この夏に向けての単衣と、
真夏を通り越して秋に向かう単衣の小物の色の合わせ方も違うもの。
今からは涼しげに水色や青をとりいれたり向日葵のような黄色で元気さを出したり。
秋には紅葉のような赤やオレンジ。深い紫やこげ茶なんかもカッコイイですよね。
同じ着物も差し色一つで初夏仕様にでも秋仕様にだって変身できちゃうのは、
歴史をさかのぼれば紫式部や清少納言もやっていたことと同じこと。
今は昔。日本の四季のある生活に基づいた素敵な完成ですよね。
変わらずにいたいものです。
すべてがどこかにつながっているもの
さてと、店のスタッフの中で最近嬉しい涙をたくさん流した方がいるんです。
うれし涙ってとてもきれいな気がするんですよね。
そんな素敵な女性はIさん。先日、息子さんの結婚式があり、
息子さんが生活をされている金沢へ行ってこられたそうです。
まず会場で、娘さんの振袖を着付け、続けてご自身で留袖を着て。
たぶん着ていく過程でいろんな思いがあふれた事でしょう。
ほんとは着せてもらった方が慌てなくてよいのではとも思ったそうです。
でも自分でできてよかったって言っておりました。
留袖と振袖ですからね。
振袖は飾り結びですし、留袖は比翼もあるので重いし、難しいものです。
やりますね!!娘さん的にも着付けがお母さんだと安心感があるし、
お母さん凄い!ってなったのではないでしょうか。
でも聞いているとずっと目頭を押さえていたそうです。
思い出の映像とか流れてくると涙腺崩壊。小さい時は、兄妹ケンカばかりして
いたのにとか、いろんなことを思い返しますよね。
大人になった今は妹を大事にする兄と、その兄を慕う妹。
その姿を改めて見ている母と父。あったかくていいご家族ですね。
Iさんの留袖ですがこれもご縁でしょうか”加賀友禅”。
金沢の人はけっこう見ていた人多かったと思いますよ。
そしてちょっと、「あ、加賀やがいね~」ってこっそり嬉しいみたいな。
かといって選んだのは、今回の息子さんの式が決まったというタイミング
ではないんですって。何年か前のご親戚の結婚の時。
そして運命的だったのは、Iさんの娘さんのお名前が「瑞希」さんで
Iさんが「恵子」さん。そして加賀友禅の作家さんの名前がなんと
”田辺瑞恵”さん。二人の名前がミックスされていて、下前衽にも
「瑞恵」っていう落款が。いずれ娘さんに譲っていくとのことですので、
そのときにはこんな話も改めてされることでしょう。
息子さんの結婚式が金沢でという未来があることもつゆ知らず、
今回の加賀友禅との出会い。すべてがどこかにつながっているものですね。
今度は、娘さんのために着ることになる留袖。
たくさんの幸せを重ねていってほしいです。
Iさんが金沢から帰ってきた時、「ずっと涙を拭いていたから顔もぐちゃぐちゃやったのよ~」、
なんて言っていたけど、母としてとても輝いた日だったと思います。
いいな~結婚式。うちの娘たちも幸せになってほしいな~と思った出来事でした。
雨の日の楽しみ方
さあそろそろ雨の季節。今年の梅雨は例年に比べて雨が多い予報だとか。
私は雨も好きです。雨音は落ち着くし、ちょっぴり着物の時に困りますが、
雨コートのオシャレは雨が降らないと楽しめませんからね。
素敵な雨コートもお店に並んでいますよ。
きっと雨もどこかにつながっているものです。
どうせなら雨も楽しんでしまいましょう。